海外ではホームページ構築のCMSがしのぎを削っているらしい

K社の社長から更新費が高いのではないかと言われました。 確かにサイトを作ったときから比べるとWebの世界はめまぐるしく変貌しました。 ソーシャルメディアの夜明けといわれて久しく、デバイスも携帯からスマホタブレットに変わり、 日本でもFacebookやLineなどのSNSを誰でも参加する時代になっています。 数ヶ月前、カメラマンの個人サイトで相談がり、「Wixってどうなの?」と言われました。 このときあまりよく理解していませんでしたが、このようなサービスをWebsite Buliderというそうです。 そして、英語圏では今Wixなど4社の競合の対決の様相のようです。 ユーザーはWixが一番多く、Weebly、Jimdo、Squearspaceと続くのではないかと思います。 英語版のみであっても、どれも今風のサービスでUTF-8なので、 通常の運用でデバイステキストで日本語が文字化けることはありません。 それぞれ特徴があります。デザイナーの視点から比較してみましょう。

 

(参考記事)Wix vs Weebly vs Squarespace vs Jimdo – Pros and Cons of Each

 

Wix(日本語版あり)★★★☆☆ 選択肢は多いがデザインはやや大衆的。 レスポンシブや判定などでタブレットスマホには対応していないが、 HTML5で閲覧できるレベルのテンプレートが豊富。 容量や帯域幅で価格が違う。日本国内のEコマースに対応。

 

Jimdo(日本語版あり)★★★☆☆ テンプレートのデザインはやや単調。 レスポンシブなテンプレートはないが、デバイス判定によりスマホには対応できる。 ただし、スマホ版のテンプレートは少なく、PC版のテンプレートとデザインのトンマナをあわせられるわけではない。 管理画面ではメールアドレスやメルマガのコントロールもできるようだが、プランによって使える機能がちがうので、がっかりする部分もある。デザインカスタマイズはしにくい。日本国内のEコマースに対応。

 

Weebly(英語版のみ)★★★★☆ デザインは洗練されているが、管理画面もわかりやすい。 複数の管理者の権限をわけられるのは便利。 管理画面がリニューアルされて、英語がわからなくても直感的でわかりやすく使いやすい。 Eコマース決済は実質Paypalのみ。

 

Squarespace(英語版のみ)★★★★★ テンプレートデザイン、管理画面などがもっとも洗練されている。 それゆえに敷居が高いと感じるかもしれない。 小規模なアパレルやデザイナー、フォトグラファーなどにはとてもおすすめ。 基本的にレスポンシブ Eコマースは決済が国内非対応不可能。

 

<追記>

Virb(英語版のみ)★★★☆☆ 以前はSNSに近いノリだったような気がするが、 サイトビルダーの世界では古い部類なのではないだろうか? テンプレートのバラエティがやや物足りない。 アーティストやミュージシャンの利用が多いと思われるので、 特化しているテンプレートかもしれない。 管理画面は洗練されている。

国産のサービスはWindowsのスクリーンフォントがギザギザなうちは無理だな。